【初心者向け】プラント配管の種類について

大分県にてプラント工事を承っております、東成技建(トウセイギケン)です。

プラント配管工事とは、発電所・化学プラント・食品工場などの設備内で、液体や気体、粉体を安全かつ効率的に運ぶための配管を設計・製作・設置・管理する仕事です。

配管は単に「管をつなぐだけ」のものではありません。運ぶ物質の種類や温度、圧力に応じて適切な材質や施工方法を選び、長期にわたって安全に使用できる状態を維持することが求められます。

ひとくちにプラント配管といっても、その種類はさまざまです。今回は、用途や材質ごとの違いをわかりやすく解説します。

■ 用途別の種類について

プラント配管は、内部を流れる物質によって大きく3つに分類されます。

・液体配管

液体配管は、液体である水・油・薬品などを輸送するための配管です。
代表的な例として、冷却水配管・給排水配管・燃料配管・薬液配管などがあげられます。液体は漏れが発生すると設備トラブルだけでなく、周辺への汚染や事故につながる可能性もあるため、高い気密性と耐久性が求められます。
また、配管内部の圧力や流量を考慮し、適切な口径や勾配を設計することも重要です。とくに化学プラントでは、腐食性の高い薬品を扱うケースも多く、使用する材質の選定が安全性を左右します。

・気体配管

気体配管は、空気・蒸気・ガスなどを気体を輸送するための配管です。
工場では、圧縮空気を供給するエア配管や、蒸気を運ぶスチーム配管、ガス配管などが使用されています。
気体は目に見えないため、気付かないうちに漏れが発生することも少なくありません。可燃性ガスや高温の蒸気を扱う場合は、大きな事故につながる恐れがあるため、溶接品質や気密試験が重要視されます。
さらに、温度変化による配管の伸縮を考慮し、配管ルートや支持方法を工夫する必要があります。

・粉体配管

粉体配管は、セメント・小麦粉・樹脂ペレット・化学原料などの粉状・粒状の物質を輸送するための配管です。
食品工場・化学工場・製造工場などで幅広く活用されています。
粉体は液体や気体とは異なり、配管内部で詰まりやすいという特徴があります。そのため、搬送速度や配管の角度、曲がり部分の形状などを細かく調整しなければなりません。
また、粉じん爆発のリスクがある物質には、防爆対策や静電気対策も必要になります。

■ 主なプラント配管の材質について

配管の材質は、運搬する物質や使用環境に応じて選定されます。

・樹脂製配管

樹脂製配管は軽量で加工しやすく、耐食性に優れていることが特徴です。
主に塩化ビニル管やポリエチレン管、ポリプロピレン管などが使用され、給排水設備や薬液配管などに採用されています。
金属製配管と比較するとサビにくく、腐食性の高い薬品を扱う現場でも使用できる点がメリットです。一方で、高温や高圧環境には対応しにくく、強い衝撃によって破損する可能性もあります。

・金属製配管

金属製配管は、高温・高圧環境でも使用できる優れた強度を持っています。
代表的な材質として、炭素鋼・ステンレス鋼・合金鋼などがあり、発電所や石油化学プラントなど、多くの現場で採用されています。
とくにステンレス鋼は耐食性に優れているため、食品工場や医薬品工場などの幅広い場所で活躍しています。
なお、金属製配管の製作・施工には溶接技術が必須です。配管工は図面を正確に読み取り、ミリ単位の精度で加工・溶接を行わなければなりません。

■ プラント配管工事はこのようなときに必要

プラント配管工事は、新設工事だけでなく、既存設備の維持・更新にも欠かせません。

・小規模な改修

設備の老朽化や生産ラインの変更に伴い、一部の配管を交換・増設するケースがあります。
たとえば、配管の腐食や漏えいへの対応、設備のレイアウト変更、新たな機器の導入などがあげられるでしょう。
小規模な工事であっても、既存設備との接続や安全管理が必要となるため、経験と施工技術が求められます。

・操業を停止しての大型工事

工場全体の設備更新や定期修繕では、夏季休業期間などを利用して、操業を停止した状態での大規模な配管工事を行うことがあります。
限られた停止期間のなかで、多くの配管を撤去・新設しなければならないため、綿密な工程管理とチームワークが欠かせません。
大型工事では配管工だけでなく、溶接工や機械据付工、電気工事士など、さまざまな職種が連携して作業を進めます。
大規模な設備を自分たちの手で完成させる達成感を味わえることは、プラント配管工事ならではの魅力です。

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■ まとめ

プラント配管には、液体配管・気体配管・粉体配管といった用途による違いがあり、それぞれに適した材質や施工方法が存在します。
また、樹脂製配管や金属製配管など、使用環境に応じて最適な材質を選定することも重要です。
プラント配管工事は、人々の暮らしを支える工場やインフラを陰から支える専門性の高い仕事です。配管の設計・加工・溶接・設置まで幅広い技術を身につけられるため、手に職をつけたい方にとって大きなやりがいを感じられるでしょう。
ものづくりの現場を支える仕事に興味がある方は、ぜひプラント配管工事の世界に目を向けてみてはいかがでしょうか。

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